国際機関・関係省庁

ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)ガイドライン

静磁界に関するガイドライン

 国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、1994年に静磁界のガイドラインについての根拠、数値、その適用範囲を定めましたが、2009年に新たな研究成果を取り入れ、一般公衆ならびに職業者に対する静磁界ガイドラインの見直しを行い、その結果を公表しました。新しいガイドラインおよびファクトシートは http://www.icnirp.org/en/frequencies/static-magnetic-fields-0-hz/index.html から入手可能です。
(原文)

  • 資料:ICNIRP (2009),Guidelines on limits of exposure to static magnetic fields. Health Physics 96 (4): 504-514.
  • 資料:ICNIRP (2009),Guidelines on limits of exposure to static magnetic fields.:Fact Sheet.

 また、電磁界情報センターでは、新しいガイドラインとファクトシートを日本語訳しました。日本語訳をご希望の方は以下から入手可能です。
(日本語訳)

高周波電磁界の健康リスク評価書

 国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、2009年7月、高周波電磁界の健康リスクに関する評価書をホームページに公表しました。評価書の全文(英文のみ)は、
http://www.icnirp.org/en/frequencies/high-frequency/index.html)から入手可能です。
  今後は、国際がん研究機関(IACR)による電磁界の発がん性評価を経て、世界保健機関(WHO)が総合的に健康リスクを評価して環境保健クライテリアを公表した後に、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)から高周波電磁界に関するガイドラインが公表される予定です。

低周波電磁界に関するガイドライン

 2010年11月16日、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)は、100 kHzまでの時間変化する電界および磁界に関するガイドラインを公開しました(以下、新ガイドラインといいます)。これは、1998年に公表されたガイドライン(以下、旧ガイドラインといいます)の周波数100 kHz以下の内容に取って代わるものです。
 1998年以来、低周波電界および磁界の生物影響について数多くの科学研究がなされ、100 kHzまでの周波数帯について、国際がん研究機関(IARC)の発がん性評価(2002)、ICNIRPによる科学論文レビュー(2003)、世界保健機関(WHO)の健康リスク評価(2007)が行われてきました。これらの科学的知見の蓄積により、科学的データに基づいた電界および磁界へのばく露を防護することを目的としたガイドラインの見直しがなされました。
 したがって、旧ガイドラインは300GHzまでを網羅していましたが、新ガイドラインは1 Hz~100 kHzまでの時間変化する電界および磁界を扱っています。また、0 Hz~1 Hzの周波数については、別途ガイドラインが公表される予定です。なお、静磁界については、2009年に静磁界に関するガイドラインが公表されています。
 新ガイドラインでは、基本制限の指標を体内誘導電界としたこと、基本制限の根拠として磁気閃光現象を重要視したこと、体内誘導電界や参考レベルの導出に用いる計算手法が格段に進歩したこと、低レベル磁界ばく露の長期的影響については、ばく露制限の根拠として用いるには十分でないこと、などの論拠が示されています。
 これにより、新ガイドラインの周波数50Hz,60Hzにおける磁界の参考レベルは200μTに変更されました。なお、新ガイドラインおよびファクトシートの全文はICNIRPホームページ
http://www.icnirp.org/en/frequencies/low-frequency/index.htmlから入手可能です。また、日本語訳について下記より入手できます。
(原文)

  • 資料:ICNIRP (2010),Guidelines for Limiting Exposure to Time-Varying Electric and Magnetic Fields (1 Hz - 100 kHz). Health Physics 99(6):818-836.
  • 資料:ICNIRP (2010),On the guidelines for limiting exposure to Time-Varying Electric and Magnetic Fields (1 Hz - 100 kHz) published in health phys 99(6): 818-836; 2010.:Fact Sheet.

 また、電磁界情報センターでは、新しいガイドラインとファクトシートを日本語訳しました。日本語訳をご希望の方は以下から入手可能です。
(日本語訳)