米国立衛生研究所が「ハバナ症候群」についての研究結果を発表

2024.3.20掲載

米国立衛生研究所(NIH)は2024年3月18日付で、いわゆる「ハバナ症候群」についての研究結果を2報の論文として発表しました。
これに関連した同日付の報道発表で、NIHは次のように述べています。

NIHの研究チームが先進画像撮影技術と詳細な臨床評価を用いたところ、異常な健康事象(AHI)を経験した連邦政府職員には、健康な対照群と比較して、MRI[磁気共鳴画像撮影]で検出可能な脳損傷も、大半の臨床指標の違いも見つかりませんでした。この事象には、雑音、頭部への圧迫感、その後の頭痛、めまい、認知機能障害およびその他の症状が含まれ、[キューバの]ハバナにおける米国政府職員が最初にこの事象を報告して以来、ニュースメディアには「ハバナ症候群」と表現されています。NIHの臨床センターの科学者らは、約5年間にわたって研究を実施し、本日(3/18)その知見を全米医学会誌(JAMA)の2報の論文で発表しました。

この報道発表には、以前指摘された「指向性パルス化高周波(RF)エネルギー」についての言及はありません。

この報道発表の原文、ならびに当該論文2報(どちらもオープンアクセス)は、以下のURLで確認できます。
https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-studies-find-severe-symptoms-havana-syndrome-no-evidence-mri-detectable-brain-injury-or-biological-abnormalities

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