磁界測定

磁界測定

送電線・配電線からの磁界レベルはどの程度でしょうか?
 送電線や配電線直下の地上高1mのところで最大20マイクロテスラ(μT)程度*です。
出典:電力設備環境影響調査 平成15年度調査報告書(経済産業省原子力安全・保安院)
変電所からの磁界レベルはどの程度でしょうか?
 変電所の敷地と一般の土地との境界部分で最大4マイクロテスラ(μT)程度*です。
出典:電力設備環境影響調査 平成15年度調査報告書(経済産業省原子力安全・保安院)
送電線からの距離で磁界レベルはどのように変わるのでしょうか?
 磁界の強さは、発生源から離れることにより急激に減少します。例えば、送電線中心直下における磁界の強さが約4.4マイクロテスラ(μT)であったとすると、中心からの距離が20mで約2.2μT、40mで約0.6μT、60mで約0.1μT、80mで約0.05μT、100mで約0.02μTとなります。なお、設備の状況によって値は異なります。
出典:電力設備環境影響調査 平成15年度調査報告書(経済産業省原子力安全・保安院)
家電製品からの磁界レベルはどの程度でしょうか?
 平成16年度環境省の報告書**に、家電製品等における磁界レベルの測定結果が報告されています。報告書に基づき、主な家電製品の磁界レベルを紹介します。これらの測定結果を考察する際に留意すべき事項がありますので必ずご確認下さい。
【留意事項】
☆ 電源として50ヘルツ(Hz)ないし60ヘルツ(Hz)の交流を使用する器具であっても、電源周波数とは異なる周波数域の磁界を発生する特性を持った機器があります。例えば、IH調理器などの誘導加熱を利用する機器、モーターを使用する機器、ブラウン管テレビ等が挙げられます。これらの機器の磁界レベルとして報告されている数値は、使用された測定器及び測定条件に依存するため、50ヘルツ(Hz)ないし60ヘルツ(Hz)の機器についての結果や防護指針値とそのまま比較することはできません。
☆ 磁界分布が空間的に不均一な場合、測定結果はどの位置で測定するかによって異なります。また、測定器の空間分解能にも依存します。一般に、機器の近傍では磁界レベルは大きく、離れれば小さくなります。どの位置での測定が磁界の強さの指標として適切であるかは、実際の使用状況における人体との位置関係に基づいて判断する必要があります。特に、IH調理器のトッププレート上での測定を行っている場合など、機器の実際の使用時に人体がばく露される条件とはなり得ない測定方法がとられている例もあるので注意が必要です。
☆ 国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)による電磁界ばく露ガイドラインと機器類の磁界レベル測定結果とを比較する場合には、ガイドラインの参考レベルは全身がばく露される場合に意味を持つものであり、機器の近傍で局所的にばく露を受ける場合には、参考レベルを超える磁界が存在しても防護指針を超えているとは言えません。
家電製品等における磁界レベルの測定結果

**出典:平成16年度生活環境中電磁界に係る調査業務報告書(環境省)
⇒参考資料
☆ 平成16年度生活環境中電磁界に係る調査業務報告書(環境省)
⇒IEC規格
☆ 家電製品の測定方法に関する国際規格IEC62233に準じた測定距離
電磁界は測定できるのでしょうか?
 電磁界は測定できます。ただし、正しく電磁界の値を測定するためには、発生源から測定点までの距離や発生源の周波数、測定器の種類や校正、測定器の測定範囲や誤差などを考慮して測定する必要があります。
測定してくれる機関を紹介して欲しい。
 電力設備から発生する電磁界については、各地域の電力会社が磁界測定を実施しています。詳細につきましては、各電力会社のホームページ等をご覧下さい。
電磁界情報センターでは電磁界を測定してくれるのでしょうか?
 職員の訪問による磁界測定にはお応えしておりませんが、その他の磁界測定に関するご質問やご要望がございましたらお問い合わせ下さい。
 なお、超低周波電磁界以外の周波数に対する測定対応や機器貸出しの予定はございません。