IH調理器・電子レンジ

電磁界・電磁波ってなに?>>

電磁界の性質

家電製品の中には、電磁界を利用して調理を行う IH 調理器や電子レンジがあります。

IH 調理器は、加熱コイルで20キロヘルツ(kHz)※1 ~90キロヘルツ(kHz)の電磁界(中間周波電磁界)を発生させることにより、誘導された電流が鍋底に流れます。金属でできた鍋は電気的な抵抗を持っていますので、流れる電流により鍋底は熱を持つことになります。このような原理でIH調理器は調理を行います。

また、電子レンジは、食品を温めるのに効率の良い2.45ギガヘルツ(GHz)※2 の高周波電磁界(マイクロ波)を発生させて調理を行います。

その他、IH 調理器や電子レンジからは、電源としての50ヘルツ(Hz)ないしは60ヘルツ(Hz)の電磁界(超低周波電磁界)が発生しています。

 ※1  20キロヘルツ(kHz)=20,000ヘルツ(Hz)
 ※2  2.45ギガヘルツ(GHz)=2,450,000,000ヘルツ(Hz)

一覧表

 

健康影響

IH 調理器等に利用されているおおよそ100キロヘルツ(kHz)以下の低い周波数の電磁界をあびると、体の中を電気が流れます。普通の生活環境であびる数百倍にあたるような強い電磁界をあびると、その影響で神経や筋肉の活動がさまたげられることがあります。さらに強い電磁界では、心臓の働きに影響を与えることがわかっています。また、おおよそ100キロヘルツ(kHz)以上の高い周波数の電磁界では、体温を上昇させる熱作用があります。

しかし、普通の生活環境においては、そのような強い電磁界をあびることはありません。したがって、家庭で使用している IH 調理器や電子レンジからの電磁界が健康に影響を及ぼすことはないと考えられます。
また、世界保健機関(WHO)は、電子レンジで調理された食品に対して、”従来型オーブンで調理された食品と同じように安全であり、 栄養的価値も同じです。誤った理解をしないために重要なことは、電子レンジで調理された食品が「放射 性物質」になることはないとしっかり理解することです。また、電子レンジのスイッチを切っ た後、レンジ庫内にも食品にもマイクロ波エネルギーが残存することはありません。”と述べています。

ただし、世界保健機関(WHO)は、”特に IH 調理器に利用される20キロヘルツ(Hz)~90キロヘルツ(Hz)を含む電磁界(中間周波電磁界)については、研究データが少ないため、さらなる研究の推進が必要である”とも述べています。


  ⇒もう少し詳しく知りたい方はこちら

 

規制関連

IH 調理器の電磁界の大きさについては、電波法施行規則に規定があります。また、電子レンジの電磁界の大きさについては、電気用品安全法と電波法施行規則にそれぞれ規定があります。


 ⇒もう少し詳しく知りたい方はこちら

 

関連するFAQ