国際がん研究機関(IARC)が発がんハザードの同定についてのウェブサイトを更新(Volumes 1-127)

2020.10.12掲載

世界保健機関(WHO)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、2020年10月9日付で「ヒトに対する発がんハザードの同定についてのIARCモノグラフ」のウェブサイトを更新しました。

これは、「IARCモノグラフVol.126:アヘン摂取」の概要版の発表に伴うものです。中毒性のある麻薬であるアヘンは、ケシ(Papaver somniferum)から生産され、喫煙またはさまざまな製剤として摂取されます。この評価では、アヘン摂取が「グループ1:ヒトに対して発がん性がある」に分類されています。アヘン誘導体(モルヒネ、ヘロイン等)および麻薬性鎮痛薬は今回の評価の対象外です。

モノグラフVol.126についての情報は、以下のウェブサイトから入手可能です。https://monographs.iarc.fr/news-events/volume-126-opium-consumption/

なお、今回の「Vol.126:アヘン摂取」の前に発表されたモノグラフは「Vol.127:幾つかの芳香族アミン及び関連する化合物の発がん性」でした。
また、電磁界に関する発がんハザードの分類の変更はありません。

[JEICによる注記]
IARCは、化学物質や喫煙などによって及ぼされる発がんハザードの同定のための調査・研究と、がん対策を推進する機関です。
IARCによる発がんハザードの同定は、対象となる作用因子、例えば、物理的因子、化学的因子、特殊な環境因子等による定性的な評価(発がんハザードの証拠の確かさの程度)をグループ別に分類するものであり、定量的な評価(発がん性の強さ)をするものではありません。
IARCについての更に詳しい情報は、こちらをご覧下さい。
http://www.jeic-emf.jp/International/IARC/