電磁(波)過敏症

電磁界・電磁波ってなに?>>

電磁(波)過敏症とは

非常に弱い電磁波にばく露されても、なんらかの身体症状が出ていると訴える人々がいます。このような症状は、一般的に「電磁過敏症(EHS:Electromagnetic Hypersensitivity )」または一部のサイトで「電磁波過敏症」とも呼ばれています。ただし、「電磁過敏症」は、正式な診断名称ではなく、あくまで呼称にすぎません。

世界保健機関(WHO)が公表しているファクトシート№296「電磁過敏症」によれば、電磁過敏症の最も一般的な症状は、皮膚症状(発赤、チクチク感、灼熱感)、神経衰弱庄、自律神経系症状(倦怠感、疲労感、集中困難、めまい、吐き気、動機、消化不良)であり、電磁界のばく露に関連すると訴える方がいるのは事実です。しかしながら、調査者及び本人に分からないように電磁波をばく露させたりさせなかったりして、症状や電磁波ばく露の有無を自覚できるかというダブルマスキング法の研究結果からは、このような症状と電磁波のばく露は関連しないことが分かっています。

電磁波とは関係しない環境因子、職場や生活環境でのストレス、電磁波の健康影響を恐れるストレス反応が関連する可能性が示唆されています。

 

 ⇒参考資料
   ☆ WHOファクトシート№296「電磁過敏症」(日本語訳)PDFファイルダウンロード

 

第7回電磁界フォーラム~電磁過敏症:臨床および実験的研究の現状~

電磁界情報センターでは、そもそも発症と電磁界の関連はあるのか、「電磁過敏症」に関する研究の状況はどうなのか、その対策などの理解を深めていただくために、平成24年7月20日 (東京) に専門家を招いて第7回電磁界フォーラムを開催しました。詳しくは以下をご覧ください。

      • 講演内容の要約 (ニュースレター JEIC NEWS №23)は こちら
      • 講演資料、パネルディスカッションの記録は こちら

フォーラムの様子

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