鉄道・新幹線

電磁界・電磁波ってなに?>>

電磁界の性質

電気鉄道や新幹線をはじめとする鉄道設備からは、さまざまな周波数の電磁界(静電磁界~中間周波電磁界)が発生しています。
また、鉄道設備では電車の運転状態(加速、惰行、ブレーキなど)に応じて短時間(数秒~数十秒)に電力が急激に変動するため、発生する電磁界も時間的に急激に変動する性質があります。

図を表示する一覧表

健康影響

超低周波電磁界~中間周波電磁界の性質については、「変電所・送電線」「家電製品」で説明していますので、ここでは時間的に変動しない静電磁界(周波数は0ヘルツ(Hz))の健康影響について記載しています。

非常に強い静磁界の中で人が行動した際、目眩、吐き気等の一時的な感覚を体験する場合があります。しかし、電車や新幹線内において、そのような非常に強い静磁界は発生していません。※したがって、鉄道などからの静磁界が健康に影響を及ぼすことはないと考えられます。

※電気学会の報告書では、直流電気鉄道からの磁界(車内)測定結果は最大で1.5ミリテスラ(mT)程度であり、これは国際的なガイドラインを十分下回っています。

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規制関連

鉄道の電気設備(電車線、帰線、変電所、並びに発電機を除く電気機器等設備)から発生する磁界について、当該設備付近において人の健康影響を及ぼすおそれがないように施設しなければならないことが省令で定められ、平成24年8月1日に施行されました。

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