携帯電話

電磁界・電磁波ってなに?>>

電磁界の性質

携帯電話には300メガヘルツ(MHz)~ 3ギガヘルツ(GHz)の高周波電磁界(電波)が利用されています※。この周波数帯の電波は、直進性が強いだけでなく、山や建物の後ろにも回りこんで伝わるという性質を持っています。また、伝えられる情報量が多いので、携帯電話以外にもさまざまな移動通信システムに利用されています。

※電波法では、10キロヘルツ(kHz)~3,000ギガヘルツ(GHz)のことを「電波」と呼んでいます。

図を表示する一覧表

なお、総務省電波利用ホームページで詳しく説明されています。

 

健康影響

高周波電磁界(電波)をあびると、そのエネルギーの一部が体内に吸収され、熱となります。とても強い高周波電磁界(電波)をあびると、この熱により体温が上昇しますが、ある程度の強さまでであれば、人体の持つ体温の調節機能※ により、体温が上昇することはありません。

携帯電話などの利用はもちろん、体温を上昇させるような強い電磁界をあびることは普通の生活環境においてはありません。したがって、携帯電話からの電波が健康に影響を及ぼすことはないと考えられます。

※人体には、血液の流れを調節したり汗をかくことにより体温を一定に保つ機能が備わっています。

総務省では、電波の健康影響に関する「電波と安心な暮らし」というパンフレットを公表しています。

 

規制関連

携帯電話などから発生する電波については、総務省が電波利用における安全基準である「電波防護指針」を設け、人体に影響を与えない電波の強さの基準値を電波法、電波法施行規則、無線設備規則に定めています。

なお、電波防護のための基準の制度化に関しては、総務省電波利用ホームページ=電波防護のための基準の制度化(関係法令)で詳しく説明されています。

 

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