IH調理器は火を使わず安全で、室内空気も汚さないため人気がありますが、一部では電磁界の健康影響を心配する声があります。そのため厚生労働省の研究事業として、電磁界情報センターなど複数の研究機関が共同で動物や細胞を使って安全性を調査しました。

 研究は電気工学・細胞実験・動物実験の3つの班で実施されました。まずIH調理器から出る中間周波磁界の強さや影響をシミュレーションで分析し、実験用のばく露装置を開発しました。次に細胞実験では、毒性・遺伝子異常・環境ホルモン作用・細胞分化への影響を調べましたが、基準値の100倍以上強い磁界でも有害な変化は確認されませんでした。動物実験でも、ラットに強い磁界を与えた際の体重、血液、免疫系、妊娠や胎児の奇形などに異常は見られませんでした。

 つまり、日常生活でのIH調理器の電磁界は、科学的に確認できる健康への悪影響を示す証拠はなく、安全性に問題はないと推察されます。

 もっと知りたい場合は、以下にお進みください。
https://www.jeic-emf.jp/public/web_mag/news_letter_2/newsletter-14.html

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