目的
近年、電力市場の活性化や再生可能エネルギー導入拡大、災害対策等の観点から、地域間連系線の強化が進み、高圧直流送電線(HVDC)の新設や増強が行われています。今後もHVDCの導入は国内外で拡大する見通しであり、直流送電線から発生する静磁界(直流磁界)の健康や環境への影響に対する関心が高まると考えられます。
しかし、国内における直流送電線周辺の静磁界の測定事例は限られています。そこで、日本国内にある全4路線(北海道–青森間2路線、岐阜–長野間、徳島–和歌山間)において静磁界の測定を実施しました。
本調査結果は、2024年3月の電気学会全国大会および6月のBioEM2024(ギリシャ・クレタ島)で発表しました。
