測定方法
測定方法は、自動車の磁界測定の国際規格(IEC62764-1)に基づいた方法で実施しています。
測定器は、図2に示すJIS規格(日本産業規格JIS C 1910-1)に従い、定期的な校正により測定値が正しい値を示すことを確認している測定器(ELT-400、Narda S.T.S社製(ドイツ)測定可能周波数1 Hz~400 kHz)を使用しました。
また、自動車では、様々な機器から複数の周波数の磁界が発生しているため、図3に示す周波数アナライザー(磁界測定システム7904A-201、Eiden社製、日本))を用いて周波数分析を実施しました。
各車両において、図4に示す測定位置A~Iそれぞれで最大値を示す点の磁界を測定するとともに、停止時の車両の外部および充電時の充電ケーブルとソケットについても測定しました。
身体が直接触れる座席表面の測定位置(B、C、E、F)では、測定点からプローブ中心までの測定距離を6.5cmとして測定しました。その他の測定位置では、測定距離を20cmとして測定しました。また、測定場所の周囲の磁界(バックグラウンド磁界)を、車両が無い状況で測定しました。
表1に測定場所とスマートメーターの設置状況を示します。