ドイツ連邦環境・自然保護・原子炉安全省(BMU)からの電磁界規制の改正について発表
2013.6.5掲載
○ドイツ連邦環境・自然保護・原子炉安全省(BMU)からの電磁界規制の改正について発表
ドイツ連邦環境・自然保護・原子炉安全省(BMU)から、「2013年5月3日に連邦参議院によって採択された『電磁界からの防護に関する規則』の改正を連邦内閣が採択した」と発表しました。
今回の改正は、今日の技術的・科学的水準に適合した法的枠組みを定めることを目的としており、送電網の拡充に伴う事業に対しても適用されます。また、高周波施設に関しても改正が行われています。
改正規則は、最終審議のため再度ドイツ連邦議会に送られ、7月に施行される予定です。
今回発表された主な改正内容は、以下のとおりです。
- 低周波施設、高周波施設に加え、直流施設の設置及び運転を適用範囲とする。
- 50Hzの低周波施設(送電線など)は、200μTの半分(=100μT)を超えないように運転しなければならない。
※改正以前は、短時間の場合にはこの限度値は考慮しない条項が含まれていましたが、改正以後に設置される施設には、この条項は除かれています。 - 低周波施設ならびに直流施設の設置及び改造は、設備からの電界、磁界を最小化するための可能性を最大限採用する。
- 新規に設置される50Hz、220kV以上の送電施設は、人々の恒久的な居住用の建物の上を架設することができない。
- 高周波施設が設置されようとする地方自治体は、本改正後に設置予定の高周波施設について、運用者から聴取を受ける。聴取する者は、適当な時期に建設についての意見表明及び討議の機会を得る。
発表された内容は、下記URLで確認することができます。不明な点は、原文をご参照ください。