ICNIRPのRFガイドライン改定版に対する
オーストラリア放射線防護・原子力安全庁(ARPANSA)のコメント

2020.3.18掲載

オーストラリア放射線防護・原子力安全庁(ARPANSA)は2020年3月16日付で、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)の無線周波(RF)ガイドライン改定版に対するコメントを発表しました。

これによると、ARPANSAの現行の基準である「3 kHzから300 GHzの無線周波電磁界への最大ばく露レベルについての電波防護基準(2002年版)」 は、ICNIRPの新ガイドラインとの協調を確実にするため、2020年中に更新予定とのことです。

このコメントの中で、ARPANSA長官のCarl-Magnus Larsson博士は次のように述べています。

「我々(ARPANSAの)現行の基準で提示されている防護のレベルは、ICNIRPの新ガイドラインで提示されるものと同等です。

一般公衆を強く防護している現行の基準への支持の継続に対する科学的コンセンサスを確認することは、安心させられるものです。

我々は、新たな(電波防護基準の)草案についての意見聴取を今年後半に開始する予定です。」

ARPANSAのコメント原文は、以下のURLで確認できます。

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