RRG評価:母親の妊娠中の磁界へのばく露と
小児の喘息のリスクとの関連【2011.11】

対象論文

論文のタイトル Maternal exposure to magnetic fields during pregnancy in relation to the risk of asthma in offspring (母親の妊娠中の磁界へのばく露と小児の喘息のリスクとの関連)
著者 Li D-K 他2名
掲載学術誌 Arch Pediatr Adolesc Med 2011

学術誌アーカイヴズ・オブ・ペディアトリクス&アドレッセント・メディスンに論文「親の妊娠中の磁界へのばく露と小児の喘息のリスクとの関連」が掲載されました(2011年8月)。

この論文では『母親の妊娠中の磁界へのばく露と出生した小児の喘息のリスクとの間に関連があるか否かを調査した。このカルフォルニアでの前向きコホート調査では、妊婦の磁界ばく露の24時間測定を1回、妊娠の初期または中期に実施し、その後に出生した626人の小児を13年間追跡調査した。その結果、母親の磁界ばく露の1mGが上昇するとともに、喘息のリスクは有意に上昇し、このような影響は第一子である小児、母親に喘息の病歴がある小児において他の場合より大きくなった。』(要約)と述べられています。

電磁界情報センターでは、学術専門家グループ(Rapid Response Group;RRG*1)から、この論文に関する評価を得ましたので、以下に紹介します。

  • RRG:電磁界情報センターが組織する専門家ネットワーク の一部で、海外の専門家からなる科学論文レビューグループ

上記に記載の論文の概要は、電磁界情報データベースで閲覧が可能です。

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